このエントリーをはてなブックマークに追加
2019年中途入社

K.M

サービス部門/リーダー
入社4年目の30歳。高校卒業後、旅館にて仲居業を約7年経験し、当社に転職。趣味は美味しいものを食べること。好物はお寿司。休日は外食や買い物で過ごしている。
サービス部門/リーダー/K.M

入社の動機

前職では同じ旅館業界で、仲居として働いていました。仕事自体はやりがいを感じていましたが、業界特有の厳しい労働環境や待遇面には、日に日に不安が募っていました。具体的には、拘束時間の長さと給料の安さです。勤務時間は、朝6時に出勤して22時過ぎに業務終了。毎日、仕事が終われば家に帰って寝るだけ。休み自体も少なくて、定休日や連休などもなかったこともあり、なかなか自分の時間を持つことができませんでした。生活リズムにもなかなか体が馴染まず、精神的にも肉体的にも限界を感じるようになっていました。

そのような状態で、「こんな生活をいつまで続けるのだろうか?」と、いつしか真剣に環境を変えたいと思い始めるようになっていました。ある日、かねてより相談に乗ってくれていた知り合いから「こういう旅館があるけど、どう?」と紹介してもらったのが、当館です。面接に伺ってみると、宿主の社員想いの考え方をお聞きすることができ、不安だった待遇面が魅力的で、人間関係がとても良さそうな印象を受けました。ここでなら安心して働けそうだと感じられたこともあり、迷わず転職を決意できました。
仕事の内容

仕事の内容

おもな仕事は、客室の清掃と準備、お食事の提供です。当館では全10室の客室がありますが、2人ペアごとに3〜4室を分担しています。客室内は寝室部分と露天風呂で構成されていますが、露天風呂の清掃は専門のスタッフが担当しており、私たちは寝室を中心に清掃を行います。具体的には、布団を上げる、掃除機をかける、トイレの掃除、拭き掃除、アメニティの補充などです。チェックイン前には、客室内にゴミが落ちてないか、室温は適温かといった再点検を行います。

お食事の提供は朝食と夕食の2回。当館のお食事は客室での提供ではなく、食事処の個室で提供するスタイルです。全体ミーティングで、アレルギーや追加料理の有無といったお客様ごとの留意事項を確認し、2〜3組のお客様に配膳を行います。朝食と夕食の間には、長めの休憩時間を取ります。賄いを食べた後は、一人ひとりが自由に過ごします。私の場合は、昼寝をすることが多いですね。少し寝るだけで、頭がすっきりするため習慣化しています。

仕事のやりがい

私は普通科の高校出身で、就職先として旅館業はまったく想定していませんでした。むしろサービス業には苦手意識があったくらいです。高校の先生に勧められてとりあえず面接に行った流れで、そのまま就職を決めてしまいました。当時は就職が決まれば良いというとても軽い気持ちで、3年くらい働いたら辞めようと思っていたんです。ところが働き始めると、いつの間にかお客様と接することが楽しいと感じるようになっていて、結局前職で約7年、当館で約4年の計11年間も旅館業を続けています。

続けることができた理由は、お客様から「美味しかったよ」「良かったよ」と直接褒めていただける機会が多いこと。その言葉ひとつで、「この仕事をやっていて良かったな」と、やりがいを感じます。最近で印象に残っていることは、普段は少食のお客様が、当館の料理や食事処の雰囲気が良くて「今日は全部食べちゃったよ」と嬉しそうに言っていただけたこと。チェックアウトの際にも、「すべてが満足だったから、また泊まりに来るね」と言っていただけました。このようなお客様との距離感は、私のやりがいになっています。
今後の目標

今後の目標

入社4年目の現在、サービス部門のリーダーを任されています。リーダーに求められる役割とは、現場全体を俯瞰しながら、各スタッフに与えられた役割を正しく機能させることだと考えています。特に、社員とパート間の連携をスムーズに機能させることは重要です。不具合が生じる際には、スタッフ間のコミュニケーション不足や、言った言わないが原因になることが多いため、日頃から「報告・連絡・相談」をしやすい雰囲気づくりを目標にしています。

当館スタッフの年齢構成は、20代中心の若い職場です。そのため、サービス業経験が浅いスタッフも多く、サービスレベルをもっと上げていく必要があります。そこで私がめざすのは、楽しい職場にすること。働いている私たちが楽しく仕事をしていないと、お客様にも良い雰囲気は伝わらないと思うんです。お客様の笑顔が増えれば、私たちも接客がより楽しくなるという好循環を生み出せるはず。その雰囲気があれば、結果的にサービスレベルが上がると考えています。

あなたへのメッセージ

旅館業と聞くと、ハードな職場のイメージがあるかもしれませんが、当館は業界の常識に捉われない、社員想いの環境が整ってます。例えば、旅館では珍しく定休日があるため、毎週きちんと休みが取れます。また、GWや年末年始といった繁忙期の後には、4〜5日の連休が設定されています。残業もほぼありません。仕事のメリハリがしっかりつけられるので、プライベートも充実できています。

福利厚生も充実しています。例えば、毎年の社員研修旅行は楽しみのひとつです。全国の宿泊施設に泊まってサービスや料理を体験しながら、日常の仕事に活かすことができます。私はこの研修旅行で、沖縄に2度連れて行ってもらえましたが、1回目は本島中心、2回目は石垣島などの離島に行きました。海の見えるホテルに泊めていただき、お部屋からの景色がとても印象に残っています。同世代のスタッフが多いため、スタッフ同士の仲がとても良くて、いつも和気藹々としています。旅館業に興味がある方、ぜひ一緒に楽しく働きましょう!
SNSでシェア
X
Facebook
Hatena
Pocket
LINE

ホテル・宿泊施設サービス関連職に関連する求人票を見る